じじい(柴崎元治)×蒼星石

「痛い痛い痛いぃっ!!! 痛いよぉ、マスタ――ッッ!」

 手加減の無い欲望塗れの侵入に、蒼星石は絶叫する。
 しかし一時の猶予も無いまま運動が始まり、肉棒が粘膜の壁を抉った。
 激痛に全身が強張り、大粒の涙が溢れ頬を伝う。 
 それでも、欲望は些かの翳りも見せない。

「良いぞ……良いぞ! お前は何て良いんだ!」

 否……翳りを見せぬどころか、仮初とは言え一度は親子同然に過ごした少女の純潔を穢す背徳感が、
 情欲を益々煽り立て、邪な感情を爆発させた。

「もうあんな寝たきり婆さんのオ○マンコなど要らん! お前だけ居れば良い!!!」

 狂おしく叫び、腰の動きを強く、小刻みにしていく。
 激しい震動に蒼星石の身体はガクガクと揺れ、関節が今にも外れそうな程軋んだ。

「お願いマスター……もう、赦して……」

 今にも壊されそうな中、蒼星石は掠れた声で懇願する。
 ドールの力を使えば、此れほど苦しみもせずに切り抜けられるであろう筈。
 けれど、己がミーディアムの理性を信じたかった。

 だが……これが現実だ。

「お前ならきっとカズキを産んでくれる……カズキを産んでくれぇ!」

「やだやだやだぁっ!!! 助けて翠星――」


 思わず上げた、姉に向けての悲痛な叫び。
 全てを言い終える前に唇を塞がれ、
 自らの耳にすら、届かない。


[前へ] [次へ] [戻る]