ジュン×翠星石&真紅 その1

「な、何やってるですか!チビ人間。今すぐスケベな行為はやめろです。」
「木刀女もなに嬉しそうにしてるですか!!とっとと離れやがれです。」
だが、夢の中のためか二人の反応は薄い。
「何だよ、お前。今いいところなんだから邪魔するなよ。」
 ジュンが冷たく言い放つ。巴にいたってはこちらの話すら聞こえてないようだ。
「べっ別に邪魔なんかしてないです。第一、どーして翠星石が邪魔しなければいけないですか!
 勝手に人間同士一生不潔な事をしてればいーですぅ。」
 慌てて反論し、顔をプイッと背けた。二人は翠星石を気にする事も無く続ける。
 だが、やはり翠星石は気になるらしく、横目でチラチラと様子を盗み見ている。
そして、その度にイライラが募っているようだ。
 ジュンと巴はもうそろそろ限界が近いらしく、
「柏葉。もう…限…界だ……。」
「桜田くん、わ…私も‥もう…ダメェ。お、おねがい…。」
 その言葉を聞いたジュンは一気に腰の動きのピッチを上げた。
「やっ、やっぱりやめるです。ジュン。」
 再び、騒ぎ出した翠星石はもう涙目である。
「…お願いですよ。ジュン…。」
 しかし、ジュンは夢中になっていて翠星石の声は届いていない。
「……もう、我慢ならんです。こうなったら強硬手段をとるですよ。」


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