ジュン×真紅
真紅はヘッドドレスを持つと、部屋の窓を開けて外に放り投げた。
「さあ、取ってきて頂戴。」
「いいかげんにしろよ!なんで僕が!」
「取ってきてくれたら、今度は私の体にさわらせてあげるわ。」
「う・・・・・・分かったよ。」
真紅の体に触りたいという気持ちは抑えられず、しぶしぶ下に降りていくジュン。すぐにヘッドドレスを持って帰ってくる。
「ありがとう、ジュン。さあ、どうぞ。」
ジュンはごくっと唾を飲む。緊張のあまり手が震えだす。
「・・・じゃ、じゃあ触るからな。」
そろそろと腕を伸ばすュン。まず真紅の両腕に触れる。そこから胸に移動させ、小さなそれを揉み始める。人形ながらも柔らかいその感触にジュンは興奮してくるのがわかる。
「ん・・・・・・んっ・・・・・・あっ。」
真紅から小さく喘ぎ声が漏れる。横に向けたその顔は恥じらうように赤みを帯びている。
今まで聞いたことのない真紅の声に、初めて見る真紅の顔にジュンの興奮はさらに高まっていく。
「あっ・・・・・・っはぁ・・・・・・あんっ。」
「は・・・・・・はぁっ。」
興奮のあまりジュンの息づかいも激しくなってくる。しだいに手の動きも激しくなっていく。
「あんっ・・・・・・だ・・・め・・・・・・ジュン・・・もっと・・・優しく・・・。」
真紅の言葉にもジュンは興奮を抑えることができない。普段自分を下僕扱いしている真紅が自分にいじられているということがジュンに快感を与える。しだいに他の場所も触ろうと、手を真紅の下半身に動かす。脚をひとしきり撫でたあと、手をスカート部の中に入れる。
「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・あ・・・あぁ・・・・・・。」
太股を撫で回したあと、手を真紅の秘所にやろうとする。
「あぁ・・・・・・んっ・・・・・・だめ、そこは・・・・・・やめなさいっ!」
バシッ!
真紅はいきなりジュンの頬をビンタした。かなり力が強かったのか、ジュンは手を止めて目を丸くしている。
「優しくしなさいって言ったでしょう!レディーにあんな乱暴に触るなんてまるでケダモノだわ。よく覚えておきなさい。」
「ごめん・・・その・・・つい・・・。」
しゅんとしてうつむくジュンに、真紅はため息をついた。
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