ジュン×真紅

真紅はヘッドドレスを部屋の隅に放り投げた。
「・・・・・・?」
ジュンは何をやっているんだというような表情をしている。
「何ぼうっとしているの。早く取ってきなさい。」
「な、なんで僕が!」
さも当然だという風に言う真紅にジュンは抗議する。
「取ってきてくれたら、私の下着を見せてあげるわ。」
「えっ、・・・・・・真紅の・・・・・・下着・・・・・・。」
「さあ、早く取ってきなさい。」
真紅の下着という誘惑に勝つことができず、ジュンは憮然とした表情をしながらもヘッドドレスを取りにいく。
「ほら、取ってきてやったぞ。」
「そこにおいて。・・・・・・じゃあいくわよ。」
そう言うと、真紅はゆっくりとドレスのすそを持ち上げていく。ジュンは真紅の脚から眼を離すことができないでいる。焦らされるような感覚に、ジュンの興奮は高まっていく。
そして、ついに真紅の下着が見えた。暗くてよく分からないが、白い、手ざわりのよさそうな下着が目の前にある。ジュンは恥ずかしそうに目をそらしながらも、下着を凝視している。真紅は微笑ましそうな顔をしてジュンを見つめている。
「もっとよく御覧なさい。」
その言葉に、ジュンはもっと顔を近づけようとする。すると、
「はい、ここまでよ。」と
そう言って真紅はすそを下ろしてしまった。
「あ・・・・・・。」
少し残念そうな顔をするジュン。
「今のじゃこの程度よ。さあ、次にいくわよ。」


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