ジュン×真紅

「あっ・・・・・・。」
「どうしたの、ジュン?」
真紅はいきなりジュンを責め立てることはせず、ジュンに質問をする。ジュンの手は真紅からはなれ、顔はみるみるうちに青ざめていく。
「何をしていたの、ジュン?」
「し、真紅・・・・・・。いやっ、その・・・・・・これは・・・・・・。」
ジュンの頭は混乱してしまい、何を言えばいいのかも分からなくなる。
「ごっ、ごめんっ!」それだけ言うと、ジュンはあわてて布団にもぐろうとする。そこに、
「待ちなさい、ジュン。」
真紅は声をかけた。ジュンは恐る恐る真紅の方を振り向く。
「あなた、私の体を触っていたのでしょう。なんていやらしい。最低だわ。」
「う・・・ぅぅ・・・。」
真紅に軽蔑されたと思ったジュンは、深くうなだれる。
「・・・いいわ。」
「えっ?」
「私の体を触らせてあげるわ。」
「・・・え・・・えぇ!?どうして・・・そんな・・・。」
思いがけない真紅の言葉にジュンは動揺する。
「あら、ジュンは私の体を触りたくないの?」
「そ・・・そりゃあ・・・って、い、いや・・・でも・・・。」
「触りたくないの?」
「さ・・・・・・触りたい・・・・・・。」
思わず本音が漏れてしまった。すると真紅は、小さく笑みを浮かべながら頭に付けているヘッドドレスをはずした。


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