ジュン×翠星石&真紅 その1

― ジュンの夢の中 ―
ジュンは誰かの気配を感じ起き上がった(?)。
いつもと変わらない自分の部屋の中、しかし一つだけ変わった場所があった。
『あれ?カバンが一つしか無い…』
そう真紅・雛苺・翠星石の三つのカバンがあるはずなのに、今見ると一つしか無い…。
『それはチビ人間の心の中で一番大切な人形が入ってるですぅ、真紅・チビ苺・そして私…のどれか一体が入ってるです』
突然翠星石の声が上から聞こえた。
『また勝手に僕の夢に……』
ジュンは翠星石を叱ろうと拳を握り締めたが、どこか悲しそうな翠星石の声を聞くと、その拳をスッと緩めた。
『…チビ人間は一体誰が大切なのですか?』
翠星石の嗚咽混じりの声が頭に直接響いてきた。
『ぼ、僕は……』
ジュンの頭の中に真紅達との思い出が浮かび上がってきた。
そしてジュンは立ち上がるとカバンに手を掛け、静かに開き始めた。
ギィ〜〜……
(続く、エロ無しスマソ)


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