ジュン×巴&めぐ&ドールズ その7

「で?金糸雀とかいったな・・・窓を見事にぶっ壊してまで僕の部屋に何しにきたんだ?」
「そんなこと決まっているわよっ!!」
ばんっ!!と床を踏んで気合いを入れて言い放った。
「水銀燈のローゼミスティカを手に入れて私がアリスになるためよっ!!」
・・・最近すっかり平和になったから忘れてたけど、もともとあいつらは戦うためにきたんだよな。
「でも今真紅たちはいないんだよな〜」
「え!?し、真紅ぅ?真紅がこの家にいるのかしら?」
「う〜んと・・・知らないなら言っとくけど、僕は真紅と水銀燈のマスターだけど、あと他に翠星石とも契約してるし・・・雛苺は真紅の下僕だしね」
「な、なんでこの家にはそんなに薔薇乙女がいるのかしらっ!?」
それは僕が一番知りたいよ・・・と思いつつ僕は言った。
「それは僕にもよくわからないけど・・・とりあえずあいつらは戦ってはいないんだよ。ただ普通に暮らしてるだけだよ・・・」
まぁ人形達と関係を持ってるのは普通じゃないかもしんないけど。
「じゃ、じゃあ・・・もし戦うとなったら・・・」
「まぁリンチだろうね」
「かしら〜〜〜」
金糸雀はかなり脱力したみたいで床にぺたんと尻餅をついた。
「まぁ・・・だからやめといたほうがいいぞ?」
多分、真紅達とやってこの娘が勝にはそうとう強くなければならない・・・とてもじゃないがそんなふうには見えない。
「・・・・・・・・・」
金糸雀は僕のほうを無言でじっと見つめていた。


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