ジュン×巴&めぐ&ドールズ その7
「な、なんだよ・・・」
僕は振り返りテーブルに乗っている卵焼きを見つけた。
「・・・あれが欲しいのか?」
「そっそんなことないんだから!!」
何も言わず金糸雀にハンカチを差し出す僕・・・
「??」
疑問の表情で僕を見つめかえす金糸雀・・・
「だったらその涎を拭けよ・・・」
「あ、ありがと・・・」
僕からハンカチを受け取り、ごしごしと口を拭う金糸雀。
「そんなに食べたいなら食べてもいいぞ?」
「ほ、ホントかしらっ!?」
金糸雀や目を輝かせながら尋ねてきた。
「嘘言ってどうすんだよ・・・僕はテレビ見てるから、食べおわったらとっとと帰ってくれ。」
「あ、ありがとっ!!」
それからしばらく僕はぼ〜っとテレビを眺めていた。時々なんて幸せなのかしらぁとかすこし砂糖がたりないかしらぁとかいう声が聞こえてきたが、特に気にもしなかった・・・
急に静かになったと思って後ろを振り向くと、そこに金糸雀の姿はなかった。
あぁ・・・帰ったんだなとおもい視線をテレビに戻すと、股間に違和感を感じた。
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