蒼星石×翠星石
「いいかげんにするです!蒼星石!いったい何がしたいですか!?」
以前に翠星石と争ったフィールドを、二人は歩いていた。
突然、今まで反応しなかった蒼星石が立ち止まり、翠星石の方を振り向く。
艶っぽい視線だった。
「もう……我慢できない……」
詰め寄る蒼星石。
「え……何がです、蒼星石。」
顔を限界まで近づける。
「な、何を……むぐっ……」
唇を奪う。
翠星石の唇はやわらかく、蒼星石の唇とまるで溶け合うように重なる。
その柔らかい唇を、蒼星石の舌がかき分け翠星石の口内へと侵入する。
「ふう……むっ……むちゅ……」
「はっ……翠星石……ぺちゃ……」
名残惜しそうに、唇をはなす。口と口との間を、涎が糸を引く。
「蒼星石、どうして……ですぅ……」
いきなりの濃厚なキスに戸惑いながらも、蒼星石を見つめ問いただす。
「見てよ翠星石。……ほら……」
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