ジュン×水銀燈

「ああ……痛っ! お願い! 動かないでぇ!!」

 彼女の強い締め付けの中で、僕の肉棒は無法の限りを尽くしていた。
 綺麗な顔が苦痛に歪み、悶える姿には、確かに心が痛む。
 だけどこの快楽の前では、どんな良心も微塵に砕けてしまい、残るものは、ただ純粋な欲望。
 
 この“乙女”を滅茶苦茶に壊してしまいたい――。

 唇に貪り付き、歯茎を嘗め回して、口を抉じ開けさせる。
 おずおずと差し出された舌を吸い込み、絡め、唾液を啜った。
 勿論、手は休めずに感じる場所を刺激して回っている。

「……っ、くぅ……ん、ああ……あぁんっ!」
 何時の間にか、苦痛のうめきも消え、やがて、艶かしい喘ぎに変わる。
「ゃ……ぁん、変に……変になっちゃう……あぁっ! いいっ!」
 今や痛みなど無く、僕と水銀燈にあるのは快楽だけだ。
 僕はそれが際限無く、欲しくて堪らなくて、
 揉みしだき、口付け、嘗め回し、吸い付き、齧り、そして貫いた。
 肉壁を押し分ける度に、僕の頭は真っ白になり、水銀燈の身体はガクガクと痙攣する。

「ふあっ……私、もう……ああ……んあぁぁぁあんっ!」


 そして、最後の一突きで水銀燈が昇天すると同時に、
 僕は自らの白く濁った欲望を、一滴残らず胎内に打ち撒けた。


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