ジュン×巴&めぐ&ドールズ その4
「そんなことが・・・じゃあなんで早く言ってくれないんだよ!?」
「ジュンが私を愛していないのは本当じゃない!!」
「そ、そんなこと・・・」
「じゃあ何で翠星石とのことを私に黙っていたのかしら!?」
「そ、それは・・・」
「私のことは愛してなくても、翠星石のことは愛しているんでしょ?あと水銀燈も・・・」
ダメだ・・・返す言葉が見つからない・・・真紅がこんなに辛い思いをしてるのは誰のせいだ!?水銀燈のせいか!?違うだろ・・・僕のせいだ。
多分今の真紅にはどんな言葉を言っても意味はないだろう・・・ならば、行動で示すしかない。
「・・・・・・」
僕は無言で真紅を優しく抱き締めた。
「ジュン・・・?」
「辛い思いをさしてごめん・・・でも僕は・・・僕は真紅を愛してるから!!」
「えっ・・・」
「確かに関係をもったのは二人の方が先かも知れないけど・・・真紅のことも愛しているから・・・」
真紅の涙を舐めとり、そのままキスをした・・・
そしてどちらからともなく唇を離した。
「僕はお前達みんな同じように愛してる。皆それぞれいいところがあるだろ?僕はそこが好きだから・・・だから真紅のことも翠星石も水銀燈も雛苺も愛してるに決まってるだろ?」
「ジュ・・・ジュン・・・ごめんなさい・・・」
真紅はまた泣きだしてしまった。でも今度は悲しみではないだろう・・・
「ようやく心は一つになったよな?じゃあ次は・・・身体も一つになろう・・・」
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