ジュン×巴&めぐ&ドールズ その4
〜回想〜
「まぁそれなら私もあなたと仲良くやっていけそうだわ・・・よろしくね水銀燈」
「ふふっ・・・こちらこそお願いねぇ?真紅・・・」
話し合いが終わり、真紅は客間から出ようとドアの方に歩いていった・・・
「ねぇ真紅ぅあなたはジュンのことを愛してるぅ?」
突然声をかけられ、しかもジュンの名前がでてきてさらに戸惑う真紅。しかし水銀燈はそんな真紅を気にせず話し続けた。
「私はジュンのことを愛してるわ。私にやさしく接してくれた人間は彼が初めてだから・・・」
水銀燈は目を瞑り、両手を胸の前で合わせた。
「今日ね?ジュンとは森であったんだけど、私とジュンはそこで愛し合ったのよ?簡単に言うと体を重ねたの・・・何回も何回も時間を忘れてね。ジュンは私のことをとても愛してくれているのね・・・」
水銀燈は誇らしげに真紅に向かってこう言った・・・
「数回しかジュンと会ってない私を抱いてくれたのにいつも一緒にいる真紅はジュンに抱かれたことはないのかしらぁ?」
真紅はまるで『ストップ』を受けてしまったかのようにその場から動くことができなかった・・・
「わ、わたしは・・・」
「んふふ・・・どうやら翠星石もジュンに抱かれたことがあるみたいねぇ?」
「!!!?」
その言葉がトドメの一撃だった・・・真紅は一目散に部屋からでて自分の鞄の中に滑り込んだ。
それからずっと真紅は声を殺して泣き続けた・・・
〜回想終了〜
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