ジュン×巴&ドールズ その3
「っておい!!」
僕は慌てて水銀燈に駆け寄ろうとした・・・がその前に水銀燈は普通に立ち上がった。
「ぷはぁ・・・すべっちゃった♪♪ん・・・?お前は真紅と一緒にいた人間・・・なぁんでこんなところになんでいるのぅ?」
どうしよう・・・しかたない。ここは正直に言うか。
「・・・とゆうわけだ」
「ふぅん・・・確かに人間だけみたいね・・・おばかさんの真紅達がいないもんねぇ」
「くしゅんっ!!」
「真紅風邪ひいたんですぅ?」
「で?人間一人でどうするつもりぃ?」
「別に僕は君と戦うわけじゃないからな・・・」
「でも私はお前を排除すれば真紅たちとの戦闘が楽になるのよぅ?」
まずい・・・これは予想外だな・・・やはり逃げるべきだったか?
でも何故だろう?今はさっきまでの水銀燈の顔が忘れられない・・・
「殺したいなら殺せよ・・・でも僕はお前の笑顔をもっとみたいんだ」
「えっ!?」
僕が言うと水銀燈は頬を赤らめた。
「僕はさっきまでの水銀燈が本当の水銀燈だと思うんだよ」
「に、人間のくせに・・・」
僕の方から水銀燈に近づいていった・・・そして優しく抱き締めた。
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