ジュン×真紅

「ジュン。あなたの主人が今から入浴するのよ。下僕なら付き添いなさい。」
ぎぎぎ、と音が鳴りそうなくらい緩慢な動きでジュンがやっとのことで反応する。
「なんで、お前が、ここに、いるんですか?」
お約束通り何故か敬語になるジュン。
「二度も言わせないで。さっさとしなさい。」
有無をいわさない真紅の口調に、「……はい。」と情けなく従うしかないのはジュンの性格か男の定めか……


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