ジュン×翠星石
「…で、なんでこんなことになるんだ?」
「そんなことしるかですぅ!」
近所の商店街への道のり。純と翠星石が、並んで歩いていた。
あのあと、真紅はこのような提案をしたのだ。
「なら、二人で買ってきなさい。純、翠星石、依存はないわね?」
純としては、依存がありまくりだったのだが、そのまま真紅に押し切られ、今に至るのだった。
(なんで僕がこんな性悪人形と…)
(なんで翠星石がチビ人間なんかと…ですぅ…)
二人は無言で歩き続ける。
目当ての店に着いた二人。
「えっと…確か…。」
棚を調べていく純。しかし、どれがどれだかまったく分からなかった。
(困ったな…どうすれば…店員に聞くか?いや、そんなのは無理だ…)
「なにやってやがるですぅ!紅茶くらい、さっさと選びやがれですぅ!」
棚の前で、そわそわしている純をみて急かす翠星石。
「…どれがどれだか、分からないんだよ。」
困った顔をする純。
「まったく……んっ…そうですぅ。…チビ人間!」
何かを思いついたように、純を呼びつける翠星石。
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