水銀燈×真紅・ジュン
そう言って彼女は、憎たらしいとばかりにその生乳を揉み始める。
手のひらで下から上に向かってグイっと持ち上げられ、弾力のある大きな膨らみが、グニャグニャと形を変えるほど乱暴に揉みしだかれて、そのたびに痛みと快感が入り混じった感覚が胸元に走る。
「あ、あ!……い、痛ぁい……もっと……や、優しくできないのぉ、へたくそぉ……」
「あら……こうやって乱暴に揉まれるほうが感じるのではないの?……あなたの場合……」
真紅のそんなサディスティックな言葉が私の被虐心をますます煽り、下半身までもが熱くなってきてしまい、腰が抜けるように地面にお尻をついてしまう。
まるで子供が後ろから抱きかかえられるようにされながら、真紅の小さな胸が背中越しにピッタリと密着してくる。
「あらあら……気持ちよすぎて立っていられなくなったようね……赤ちゃん……」
「う、うるさ……!……あ、あはぁん……」
すぐ耳元で聞こえる彼女の甘い言葉に、反論しようとした体の力が抜かれてしまう。
横を見ると、すぐ近くに大好きな真紅の顔がある。
遠くから見ていたときとは比べ物にならないくらい綺麗な顔が、私の顔のほんの数センチ前にあった。
ドキドキしながらその可愛い顔を見ていると、それが徐々にこちらに向かって近づいてくる。
「え……ちょ、ちょっとぉ……何する気……」
「静かになさい……口をとじるの……」
そう優しく囁くと、そのまま真紅はそっと目を閉じてピンク色の唇を前に突き出してくる。
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