ジュン×翠星石×真紅
「………」
「………」
「………」
階段は沈黙に包まれ、重苦しい空気が流れ始めた
「あっ!! そうだ!! お、俺姉ちゃんにおつかい頼まれていたんだ!!」
「え!!」
「い、いやー…姉ちゃんが学校から帰ってくる前に行かないと」
「ちょ、ちょっと!!」
「あっ!! 時間が!! じゃ、じゃあ行って来るから!!」
「まっ、まってですぅ!! そんなぁ…」
翠星石はガクリと肩を落として階段を降りようとしたが
「し、真紅!!」
真紅は翠星石をずっと見てる…いや、睨んでる
「ど、どうしたですぅ?」
「…翠星石」
「な、なんですぅ?」
「ちょっと…降りてきなさい」
「は、はい…ですぅ…」
真紅は翠星石を大きな鏡がある、薄暗い物置みたいな部屋に連れて行った
「…翠星石、正直に言いなさい」
「は、はい!?」
「さっきジュンと部屋で何していたの?」
「な、なんのことか、まったく解らないですぅ」
「…そう」
「そうですぅ!!」
「じゃあ…解らしてあげる」
「へ…?」
そして翠星石の地獄は始まる…
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