ジュン×翠星石×真紅
「悪い悪いマジメにやるからジッとしとけ」
ジュンが笑いながら謝ると、翠星石は口を尖らせて
「フンッ!」
と首を横に振った
「そんなに怒んなよ」
ジュンがもう一度謝っても、翠星石はジュンのことを無視した
ジュンは溜め息を漏らしながらも、また翠星石の服に糸を通し始めた
「んっ…っ〜」
指が触れる度に翠星石はがまんできずに、また声を漏らし始めた
「ちょ…そんなに変な声出すなよ! 集中できないだろ!」
「チ…チビ人間が背中を…その…触るなですぅ!」
「なんだおまえ? くすぐったいのか?」
そうジュンが言うと、翠星石は顔を赤くして
「悪いかですぅ! 背中は弱いんですぅ!!」
翠星石は開き直ってジュンにキレ始めた
しかしジュンは日頃から翠星石に馬鹿にされているので少し頭の中で
(こいつ背中が弱いのか…日頃の恨みだ少しイタズラしてやる!)
ジュンがニヤリと笑った顔に翠星石は気付いていなかった…
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