ジュン×翠星石
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一瞬が永遠に感じられた。
時間が・・・二人だけの時間がゆったりと流れる。
・・・。
「薔薇乙女・・・。それは完全なる女性像をめざしてつくられたもの・・・なら・・・。殿方の愛を受けるのが私達の役目です・・・。だから・・・。」
翠星石は緑色の服を脱いだ。
ジュンは息を呑んだ。
白磁のようにきれいな肌、吸い込まれるような唇、もうしわけないほどの小さなふくらみのうえにつつましい赤い芽。
そして、照れているのかほのかにあかい頬。
まるで完成された一個の芸術品のようである翠星石・・・。
「私を・・・私を・・・抱いてください・・・ですぅ。」 と消え入るような声で言った。
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