ジュン×翠星石
「え?翠星石知らないんだ?」ジュンは驚いた顔をしてみせた。
「それ、最新の健康器具だよ。遅れてるなぁ、翠星石は、まぁしょうがないか、いつもクンクンくらいしか見てないオコチャマな翠星石ちゃんは、そりゃ知りませんよねー?」
と、嘲笑うかの用に、できる限り、翠星石がノってくるようにバカにした。
すると、やはり
「バ、馬鹿にするなですぅ。ち…チビ人間ごときが知ってることくらい、私も知ってるに決まってるですぅ。こ、これはあれですぅ。い、いま通信販売とかお昼の番組とか雑誌とかでゆ、有名な、け、健康器具ですぅ!」
やはり腹黒いが、プライドを傷つけられると単純だ。簡単にノッテキタ。
ジュンは、ちょっとニタッと笑ってそれを隠して笑顔で言った。
「ほー、さすが。オコチャマ性悪人形でも知ってましたか。でも…」
一息おいて、
「使い方はしらないでしょ?」 と言った。
ここまで来たら、後にはひけない翠星石はつよがって「そ、そんなの常識としてしってますぅ。私を見くびるなですぅ。」といいながら、ふるえるソレを恐るおそる持ち上げて、震えている部分をじっと見つめた。
「ち…チビ人間。わ、私が自分でやるのもなんですぅ。お前に先にやらせてやるですぅ!」
と、震えた、少しおびえた声で言いながら渡そうとする。
「いやだね、先に使いなよ? 使い方しってるんだろ?」
こうなるとさっきとはもう立場が逆。完全に優位にたったジュンは内心「ザマーミロ」と思っていた。
「わ…私は遠慮しますぅ。け、健康でか、かわいい私には不要ですぅ…」
これで受け取ってはつまらないとおもったジュンは、翠星石にこう告げた。
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