ジュン×翠星石
「み、耳たぶ…ですぅ? で…でも、わ…」
と、言葉につまりながらいう翠星石にとどめの一言を言った。
「やっぱ、使い方しらないんじゃん。子供だなぁ、翠星石は…しかもウソついたし。」
「キーッ! ならヤッテヤルデス! 見てなさいチビ人間。お手本を見せてやるです!」
かかった。これで絶対翠星石はやるだろう。そしてその後は…。
翠星石はおそるおそる、震えるそれを耳たぶに触れるか触れないか程度のところまで持っていき、静かに、そっと触れさせた。
「ひぁっ!」 その言葉とともに、びっくりしたのか後ろに飛びのく翠星石。
すかさず、おいうちをかける。「あれ?お手本じゃないの?おっかしいなぁ。もう終わり?」とジュンはにたにたと笑いながら言う。
「ま、まだです。ちょ…ちょっと足がすべっただけですぅ!」
そういうと、今度はいきおいよくそれを取り、ゆっくりと耳たぶにふれさせた。
「ひぁぁっ! んっ、あぅ…そ、そこ…だ、だめぇ。ゃぅ…ひゃっ!ひぅぅ。だ、ダメですっ、わ、わたひ…そこよわ…」
案の定、甘い声を上げ始める翠星石。
ジュンの黒い気持ちはどんどん膨れ上がってくる。
[前へ] [次へ] [戻る]