ジュン×翠星石
「た、試しにスイッチをいれてみる・・か。」
そういうと、ダイアルを1にあわせてみた、突如として始まる振動。
「わ、わわ。なんか結構強いな…、じゃあ全開だったらどうなるんだ?」
といって、ダイアルを5にすると、携帯のバイブなんか目ではないくらい震えた。
「す、すごいな…。これを、女の子に使うのか…。こ、こんなんで…感じる…のか?」
当然のことながら、これを持ってしまったからにはただブーーンと震わせておくのもシャクな話だ。
これを、ごく当然な、これのレーゾンデトールが発揮される場所で使ってこそ、買った意味もあるというもの。
「すると…トモエ…、無理だな。ウチになんてめったに来ないし。…真紅…??いや、何言ってんだボクは。人形なんかに使ったって…でも…真紅にならいいか……。」
そういいかけたところで「さぁ、チビ人間!なにをいやらしいことをしてるですか?」といいながら、入ってきた翠星石に驚いてさっと後ろにそれを隠したのだった。
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