ジュン×翠星石
一方、真紅の言葉を借りるのならば、「薔薇乙女としては、につかわしくない」行動をする翠星石は、鼻息をふんふんさせ、気分はさきほどまで楽しんでいた、探偵くんくん。
実はわりと好きな部類に入るジュンをいじめることは、もはや翠星石の生活サイクルの中に完全にデフォルトとして組み込まれているのである。
今日は特別、多分、いや絶対にジュンの弱みを握れるであろうと確信している翠星石の気分はスクープをとりにいくデバガメ記者のそれ、気づかれぬように静かに階段をそっとあがるその顔は、ノリの演劇の練習のときのいじわるばぁさんのそれであった。
そして、ついに部屋の前まで来ると、
「さぁ、年貢の納め時ですっ!」といいながら思いっきりドアを開けて
「さぁ、チビ人間!なにをいやらしいことをしてるですか?」と叫んだのだった。
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