ジュン×真紅・翠星石・雛苺

 どこからともなく現れたその光り輝く球体、人工精霊ホーリエはすぐに主人の命令を実行した。
「アナタになら見せてあげる」
 言の葉をドールズの耳朶にも響かせながら少女(?)はスルリッと、いままでの焦らしっぷりはなんだったんだというくらいに
素早く足首から白いショーツを抜き取る。
「あ!?」
 少女(?)はすぐに膝を立てると体育座りのような格好になって、スカートですっぽりと女の子のアソコを覆い隠してしまった。
 油断していたジュンは『そんなのありかよ!!』という表情になったが、少女(?)はそれを見て艶然とした笑みを一段と深くする。
 膝小僧に小さな顔を乗せて小首を傾げると、少女(?)は上目遣いでジュンへと囁いた。
「これが……女の子のア・ソ・コ……だよ…………」
 もう流石にこれ以上は焦らす気はないのか、またジュンの予想をはぐらかすようにあっさりと、上半身を倒しながら立てた膝を大きく、
標本になったカエルのように無様に開いた。
「あ……」
 ジュンはヒキコモリのネット中毒のわりに、こうして女の子のアソコをまじまじと見たのは初めての経験である。
 露になった少女(?)の白い恥丘は縦線一本。極めて造りはシンプルだ。
 毛もチョボチョボと、目を凝らせば“これがそうかな?”というくらいしかない。
 成人女性と比べればまだまだ“女”として未完成な存在である。でもそれがジュンにとっては良かったのかもしれない。
 ジュンに限らずこの年頃の男の子は、完成された女性のアソコを“グロい”などと、失礼な感想を抱くのもよくある話である。
 まぁ少女(?)のアソコもべつに美しいというものでもない…………のだが、知らず知らずジュンの呼吸はどんどん荒くなっていった。
 この造形美は理性ではなく、牡本能に強烈に刷り込まれているのかもしれない。
 誘うようにわずかにほころんでいる裂け目からは、鮮烈な桜色が垣間見える。そこはもう……透明な愛液をにじませていた。


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