蒼星石
12月24日
俺は用事を片づけ、家に向かっていた。日は沈みかけていて、雪が降っている。
商店街に入った。この商店街には大きいデパートがあり、クリスマスセールをしている。
デパートに入ると人がたくさんいて、大分盛り上がっているようだ。
俺は苺のショートケーキを二つ買った。砂糖のサンタが乗っかっている。
ふと、あるぬいぐるみが視界に入った。緑色のドレスを着ている、長い髪をした少女だ。
オッドアイで、片目はルビーのような赤、もう片方は翡翠のような緑だった。
俺は何かに取り憑かれたかのように、このぬいぐるみをそのままレジへと持っていった。
「お子様ですか?」
店員は話しかけてきたが俺は無視をした。
デパートを出ようとしたら俺ははっと気づき、帽子売り場の方へと向かった。
買ったのは黒くて小さなシルクハットだ。ピンクのリボンが巻いてあってとても可愛らしい。
俺はそれらを紙袋に詰め、デパートを出た。
雪は止んで、晴れていた。もう日は沈んでいて、月が出ている。雪は結構つもっている。
人は増え、あちこちにライトが輝き、クリスマスソングが流れている。とてもにぎやかだ。
俺は商店街をぬけた。人や音や光は遠くなっていった。
そのまましばらく歩くと俺は家に着いた。とても静かだ。
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