蒼星石

12月21日
また奇妙な夢を見た。周りはツタで囲まれている。俺はこの夢が嫌いだ。気分が悪くなってくる。
俺はツタの間からなんとか外を覗いてみた。そしたらまた蒼星石がいた。
ツタを巨大な鋏で切りたおしながらこちらに向かってくる。
俺は逃げようと思ったがツタに締め付けられて動けない。
なんとかして夢から覚めようかと思った瞬間、ツタが燃え始めた。ツタは家に、葉っぱは人影となった。
炎の中から声が聞こえる。助けを求める声、悲鳴、人々の噂、何かののサイレン・・・・・。
急に蒼星石が目の前に来た。殺される・・・!そのとき、周りのツタが蒼星石の方に伸びていった。
「殺せ!この糞人形を殺してくれええええ!!!!」
しかしそれらも全て蒼星石に切り倒されてしまった。俺はその場に倒れ込んでしまい、気を失った。
目が覚めた。俺は生きているようだ。夕方になってしまっている。空が真っ赤だ。
俺は引き出しからナイフとハンマーを取り出した。しかしそれらをじっと見たあとまた引き出しにしまった。
なぜだろうか、周りの物がやけに新鮮に感じられた。それに気分が良い。
ちょっと前まで大嫌いだった真っ赤な空をしばらくじっと眺めていた。


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