蒼星石
12月16日
ついに「探偵犬くんくん」が始まった。俺は毎週楽しみにしている。
「ハァ・・・・・・・ハァ・・・・・・・・。」
こっちはテレビを見ているのに蒼星石はうるさい。そんな中CMに入った。
「おい糞人形!うるさくてテレビが聞こえないだろうが!」
「ハァ・・・・・・・ハァ・・・・・・・。助け・・・・・て・・・・・・。」
蒼星石はずっと同じ位置で、同じ体勢で苦しんでいる。
「お前、そんなに腹が痛いならこうしてやるよ。」
俺は蒼星石の腹に二発蹴りを入れた。
「う!!!・・・・・・ゲロゲロ・・・・・・・・・。」
蒼星石は一瞬凄い顔で苦しみ、床に嘔吐した。蒼星石は自分の嘔吐物に顔を突っ込んだ。
ドールには消化器官が無いからだろうか、食べたものを混ぜてそのまま出したような物だった。
しかしそれでもやはり、かなり臭い。
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・。」
蒼星石は嘔吐物に顔を浸けたまま呼吸を整えている。
呼吸が落ち着いてきた。吐いたおかげで腹痛が治まったのだろう。
CMも終わり、蒼星石は自分の嘔吐物の後始末をした。
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