蒼星石
12月16日
「やった、今日も芋の煮っ転がしだ。いただきまーす!」
なにが「今日も」だ。作れ作れとしつこく言ってくるから仕方なく作ってやっているというのに、
この馬鹿丸出しの態度は非常に腹が立つ。毎日、特に好きでもないのに食わされる身にもなってみろ。
「あ〜美味しかった。ごちそうさま!」
蒼星石は昼食を食べ終わると食器を台所にさげ、踏み台に乗っかり皿洗いを始めた。
皿洗いももうすぐ終わろうとしていたときのことであった。
「ガチャン!」
皿が割れる音がした。蒼星石は踏み台の上でしゃがみ込み、腹を押さえ、苦しそうにしている。
やはりカビの生えていた芋の効果は絶大であった。
蒼星石は踏み台から降り、床の上にごろんと横向きに膝を抱えた体勢で寝そべり、
両手は腹を押さえ、息は荒く、目はどこか遠くの一点を見ているようだった。
「ハァ・・ハァ・・マスター・・・・お腹が・・・痛い・・・よ・・・・。」
青ずんだ顔で蒼星石は腹痛を訴えた。
俺は蒼星石の腕を掴んでリビングの方に投げて滑らせた。
蒼星石は滑っていき、壁に「ゴン!」と強くぶつかった。
「う・・・うぅ・・・ハァ・・・痛いよ・・・・。マスター、助けて・・・。」
しかし俺は放っておいて皿洗いの仕上げをし、一応レンピカを虫かごの中に閉じこめておいた。
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