蒼星石

12月15日
蒼星石がどこか別の部屋に行くと柏葉さんは色々話してくれた。
真紅や雛苺が柏葉家に来たいきさつ、アリスゲームの存在、蒼星石の姉の死、・・・・・・・・・・。
俺にはあまり理解できなかったが、それらはとても残酷な話だった。

帰った方が良い時間だ。柏葉さんは玄関まで見送りに来た。
そしてそこには真紅の姿もあった。蒼星石は真紅の方を見ると少し微笑んで、
「ねえ、時間があったらまた遊びに来・・・・。」
「もう来ないで。」
真紅はそう言うと居間の方へとかけていった。
蒼星石は酷く傷ついたような目で真紅の後ろ姿を見ていた。
玄関に蒼星石の靴が見あたらない。
ドアを開けてみると玄関の向こうに蒼星石の靴が投げ捨てられていた。
家に帰ると蒼星石は鞄の中に閉じこもって、夕食もとらずにずっと泣いていた。


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