ジュン×翠星石&真紅 その2

 その日、ジュンは初めて、翠星石を誘った。
 罪悪感からなのか、そんな事をしても罪は消えないと理解しているのに…。
 彼女は罵倒しつつも、内心はとても嬉しそうだ。
 その可愛い笑顔が、また彼の心に傷を付ける。

 夜、一緒の布団で並んで横になる二人。
 翠星石がモジモジしながら、ジュンの胸の中で呟いた。
「…ジュン、翠星石以外とこういう事したら…いや‥ですよ…。」

 ジュンは心の潰れる音が聞こえた。

    完


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