ジュン×巴&めぐ&ドールズ その6

「じゃあ行ってくるぞ」
「ジュン帰りに苺大福お願いなのー」
「寄り道せず帰るですよ?」
「頑張りなさいよ?あなた一人のからだじゃないんだから」
僕のことを心配してくれたのは真紅だけか・・・


病院に到着し、治療を受け終わって帰る時・・・
「はぁ〜安静にしてればすぐ治るか・・・うれしいような悲しいような・・・」
今僕の腰は薬のおかげですごくいい感じだ。とふと病室の窓に見覚えのある人影を見つけた。
「あれは・・・水銀燈?なんでこんなとこに・・・」
僕は真偽を確認すべく、水銀燈が入っていった病室に向かった。

柿崎めぐ・・・誰だ?
こんこんっ
ノックして部屋に入る。そしてすぐに水銀燈の姿を発見する。
「あらぁジュンこわなとこでどうしたのぅ?」
「僕はちょっと病院に用があってね・・・おまえこそ何してんだよ。そういや朝いなかったな」
というやりとりをしつつ、水銀燈の隣の少女に目をやる。
ふむ・・・けっこうかわいいかも・・・。
「ねぇ水銀燈・・・あの男の子だれ?」
「めぐに話している桜田ジュンよ。わたしのご主人様、そしてわたしの愛する人・・・」
「あぁあなたがジュンくんね?いつも水銀燈から話を聞いていました。いつか会いたいと思ってたの」
「はぁ・・・・・・」
どうやら僕のことはかなり知られているらしかった・・・
「私は柿崎めぐ。めぐって呼んで?私もジュンくんって呼ぶから・・・」
そういうと笑顔で僕に「よろしくね」と言った。これが僕とめぐの出会いだった。


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