ジュン×翠星石

水銀燈との戦いの翌日。

いつまでも起きないジュンを起こすために、真紅がベッドを揺らす。
「ジュン、起きなさい。いつまで寝ているつもりなの?」
いくら揺らしても起きないジュンに業を煮やしたのか真紅が布団をはがす。
「ジュン。いい加減に……ジュン!?」
布団をはがした真紅が見たものは苦しそうに息を切らせ、顔が真っ赤になっている。
「どうしたですか真紅。チビ人間がどうかしたですか?」
ドアを開けて入ってきた翠星石が、珍しく戸惑う真紅に問う。
「……ジュンがひどい熱なの。」


[次へ] [戻る]