ジュン×巴&めぐ&ドールズ その4
それから三十分後、皆が買い物から帰ってきた。
「まぁ・・・真紅ちゃん!!もう大丈夫なの?」
「えぇ・・・ノリ、それに皆・・・心配掛けてごめんなさい・・・」
真紅にしては珍しく、素直に頭を下げた。
「ジュンくんもたくさん心配してたんだよぅ?」
図星を言われて僕は照れ臭くなった。
「う、うるさいっ!!まったく・・・折角最近は静かな生活を送っていたのに・・・また元通りかよっ!!」
などと僕は毒づきながら自分の部屋に戻り、パソコンの前に座って呟いた・・・
「またうるさくなるけど・・・それもまたいいよな」
不安がすべて消え、僕の顔は笑顔でいっぱいだった。
〜同時刻・桜田家一階〜
「ありがとう水銀燈・・・あなたの言ったとおりだったわ」
「そうでしょぅ?やっぱりジュンは愛してくれたでしょ?」
「まったく・・・人の苦労も知らないで・・・なんでもっと早く行動してくれないのかしら」
「奥手な所がジュンのいいところだからねぇ」
「これからは夜には私も混ぜてもらうわよ?」
「ふふっ・・・当たり前じゃなぁい。でも、ジュンは渡さないわ」
「それはこちらの台詞よ・・・」
「ダメですぅ!!ジュンは翠星石のものですぅ!!」
僕にはまさか今回のことが仕組まれたことで、さらに一階でこんな会話が行なわれていることなんて知る由もなかった・・・
vs真紅偏・完
to be continued
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