ジュン×巴&ドールズ その1

僕の名前は桜田ジュン。どこにでもいるような普通の不登校児です。しかし今の僕には普通の生活というものがない・・・それというのも3体の人形が家に居るせいだろう・・・これはそんな僕の人生がさらに変な方向に捻曲がっていく物語です。
ある日の午後、姉のノリがいつもより早く家に帰ってきた。
「おかえり、なんかいつもよりはや・・・って顔赤いぞ!?」
「ごめんね・・・ジュンくんなんか熱があるっぽくて体がすごいだるいんだ・・・だから夕飯はなんか適当に食べて??」
そういうとノリは自分の部屋にあがっていった。
「困ったな・・・夕飯どうしようか。」
出前にするか自炊にするか考えていると・・・
ピンポーンとチャイムが鳴った。こんな時に誰だ?と思いながらドアを開けるとそこには巴が立っていた。
「こんにちわ。雛苺に苺大福を持ってきたんだけど・・・」
「巴いい時にきたわ。今ノリが熱をだして寝込んでいて、夕飯をどうしようか迷っていたところなの・・・よかったら私たちのご飯を作ってくれないかしら?」と真紅が言った。
「わかった。簡単なものしか作れないけど、それでもいい?」
お金がかかる出前と食べれるかどうか分からないものを自分達で作るよりは巴に頼んだほうが得策だろう。「僕からもお願いするよ」僕は丁寧にお辞儀をした。「じゃあ巴には僕がついてるから、おまえらは姉ちゃんの傍にいてやってくれ。ここにいても邪魔なだけだしな」
「何をいいやがるですかこのチビ人間は!!どうせおまえも巴の近くにいてもただのお荷物なんですよぅ!!」
「なんだと!!」
と僕が怒る前に翠星石達は姉ちゃんの部屋に走って逃げていった。


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