真紅・翠星石・雛苺×ジュン

「おい……終わったんだろ。これ、外せよ」
 ジュンは、未だ苺わだちと蔦に絡めとられていた。
「おい、聞いているのか……って、お前ら、何やってるんだ……」
 拘束を解いてもらおうと真紅たちの方を向いたジュンは、彼女たちの姿をみてぎょっとした。
「何って、服を脱いでいるのだわ」
「脱ぎ脱ぎしてるのー」
「あ、あんまりこっちを見るな……です」
 真紅たちはすでにドレスを脱ぎ、下着に手をかけていた。
「な、何で……」
「あら、もしかしてジュンはあれで終わりだと思っていたの?「接吻以上のこと」は……これから始めるのよ」
「んなっ!?」
 真紅の言葉に、ジュンは完全に固まってしまった。
 どうやら、ジュンの受難はまだ終わらないようだ……


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