ジュン×巴&ドールズ その3
「ねぇ・・・」
「なぁ・・・」
抱き合いながら僕達は二人同時に声を出した。
「ん?なぁに?」
「いや、水銀燈から言いなよ・・・」
水銀燈は照れながら・・・「ん、んと私・・・まだジュンとその・・・し、したいの・・・」
「水銀燈・・・僕もだよ!!」
僕は水銀燈に抱きついた
「きゃあっ♪♪」
それから何回求したのかはわからなかったが、気が付くとあたりは暗くなっていた。
二人で森をでて、僕の家の前で水銀燈が僕に言った・・・
「ジュン・・・私、ジュンと離れたくないよぅ」
水銀燈は泣きながらそう告げると僕の腕にしがみついてきた。
僕は水銀燈の手を引いてドアを開けた。
「遅いじゃない・・・どこをほっつき歩いていたのかしら?」
「たかがおつかいもちゃんとできないとはとんでもなくダメ人間ですぅ」
「ジュン迷子になってたのー?」
帰りが遅くなった僕に三人ともすき勝手な感想を述べた。僕はそれらの言葉を無視しつつ・・・
「おまえらに話がある・・・」
なんのことかわからず三人とも首を傾げる・・・そしてジュンの後ろから水銀燈の姿が現われた・・・
「なっ!?ジュン・・・これはどういうこと?」
「大丈夫・・・水銀燈は悪い奴じゃないよ。話し合いは済んだからおまえらとももう戦わないと約束してくれたしね・・・」
「あなたたちみたいなおばかさんだけだとジュンも大変だろうからぁ?この水銀燈も一緒に暮らしてあげると言ってるのよ!?感謝しなさぁい?」
唖然とする三人。
夕食の時間にすさまじい家族会議になったのは言うまでもない。
vs水銀燈偏・完
to be continued
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